鯨蝋は高級蝋燭や石鹸の原料、灯油、機械油として利用された。特に精密機械の潤滑油としては代替品が無く、1970年代まで需要があった。かつてはこの鯨蝋を目的に大量のマッコウクジラが乱獲された。 特に米国では18世紀から19世紀にかけて盛んにマッコウクジラを捕獲した。米国が日本に開国を迫った理由の一つに捕鯨船の中継基地の設置が挙げられるが、アメリカ大陸近海のマッコウクジラを捕り尽くし、日本に近い西太平洋地域に同じマッコウクジラの大規模な群れがあるのを発見してのことである。今でも同海域には数万頭のマッコウクジラがいるといわれる。
尚、マッコウクジラは肉にも蝋を含むため、基本的に食用に適さず、油抜きをしないで大量に食べると下痢をする恐れがあり、主に大和煮に用いられ、油抜きをした皮(コロ)を食すのが一般的である
マッコウクジラを題材とした創作物として最も著名なものはハーマン・メルヴィルの小説『白鯨』であり、そこに登場するクジラ「モビー=ディック」であろう。 また、この白鯨としてのマッコウクジラは、二次創作物的なかたちをとって多くの娯楽作品(映画、漫画、アニメ、ゲーム等)に登場している(
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白鯨以外のマッコウクジラ
白鯨ではないマッコウクジラは、それほど多くの創作物で大きく[5]扱われてこなかったようであるが、それでも以下の作品を挙げられよう。一つは生物としての本種と人間の関わりを描き、一つは発想の原点として本種の存在感を活かそうとしている。
漫画『海獣の子供』 :五十嵐大介 作。マッコウクジラに対する信仰が残る島が登場する。
ビデオゲーム『ダライアス』シリーズ :本種をモチーフとした敵方の最強キャラクター、「グレートシング」が登場する。